2015年のwindows環境でのemacs互換editor事情

公開日: : 最終更新日:2015/04/19 emacs, windows software, windows環境構築

windows 8.1環境下でemacs互換、もしくはemacsっぽいところがあるtext editorを色々試してみましたのでその試行錯誤を記しました。

動機

Windows 8 におけるtext editorもemacs likeなものを使いたいのです。世間的には「emacsは死んだ」とか「vim使いにあらずは人にあらず」みたいな言葉がはやっていますが、やはりcommon lispやらClojureやらPrologなど、マニアックなプログラミング言語の入力支援機能が充実しているemacsは捨てられません。

cygwin経由で入れるemacs

cygwin環境とapt-cygコマンドがinstallしれあれば、cygwinのターミナルから、

で一発。apt-cygがmd5sum関連のエラーで動作がおかしい場合は、

を観て下さい。
cygwin_emacs_kidou

欠点 : Microsoft伝統のfile path指定が使えない。

例えば、C:\Windows\system.ini を開くのに、/cygdrive/c/Windows/system.ini と指定しなければならない。windows風のファイルパス指定は使えずに、ルートディレクトリ起点で指定するUNIXのやり方をしなければいけない。

これは好みの問題で、cygwin環境下で動かすプログラムやスクリプトによってはwindows風のファイルパス指定ができるとかえってやっかいということもあるだろう。

Meadow

windows XP時代はMeadowを使っていましたが、今ではメンテナンスもされていないようです。公式サイトも飛んでしまった…。

NTemacs(エヌティーいーまっくす)

あれっNTemacsにもいろいろ配布形態があるけれど…どうすればいいの ?

Wurlyさんのページにまとめてあるものを一読するのが一番早いようです。

IMEを使いたい場合、Wurlyさんの情報によれば

rzl24ozi氏による IMEパッチ対応 を行い、-shared-libgcc を指定してビルドしたもの(emacs-24.5-shared-libgcc.zip)

を使うのが一番楽で手っ取り早いっぽく思えるのですが…MSYS2という環境を入れて更にdllなどを入れるため、結果的にものすごく大変でした。

多少versionは古いものの、emacs-24.4-rzl24ozi-ime.zip (2015.01.31)を導入するのが手軽っぽいです。ソースからビルドできる人はこのpageは読んでないと思うので…。

 NTemacsのinstall

  • emacs-24.4-rzl24ozi-ime.zip (2015.01.31)をdownloadして解凍すると、emacsというディレクトリができるので、そのまま好きな場所に移動、好みでディレクトリ名をrenameする。
  • C:\emacs にした場合、C:\emacs\bin\runemacs.exeのショートカットを作ってdesktopなどに置けば終了。”emacs-24.4.exe”や”emacsclientw.exe(既にemacs-windowsを開いている場合別のemacsを起動しないためのもの)”は通常のwindowsプログラムのようにdouble-clickして使うのに向かない。

ntemacs

emacs-24.4-rzl24ozi-ime.zipのデフォルトだとControlを押しながらの”\”キーでIMEを呼び出せる。ALT押しながらの[半角/全角]ではないことに注意。

ntemacs_ime

注意 : NTemacsのような配布形態が多岐にわたるバイナリをコンパイルしたライブラリの仕組みが変わっていたりする場合、ただのエンドユーザーがやたらにしょっちゅうversionupするのはお勧めしません。ちゃんと安定して動いたのに新しいライブラリを入れなければ動かなかったりするので。

Cygwinを導入していない場合、Gnupackを導入するのが楽かも。普通のwindows環境からも使うエディタとして考えるとCygwin経由で入れるemacsやGnupackのものはお勧めできません。

また、GnupackにNTemacs 64 bit版を入れようとしたblechmusikさんの苦闘が以下のリンクから読めます。

NTemacsの最初にする環境設定については以下の記事を読んでください。

 

xyzzy 0.2.2.253

emacs lispでなくてCommon Lispっぽいものをベースにして作られたので、正確にはemacs互換エディタではなく、emacsっぽいぽいeditor。ずっと更新が止まっていたが最近updateされるようになった。以下からダウンロードできるが、version controlの知識が無ければ窓の杜から落とすのが楽である。

Windows上で動く普通のテキストエディタ的な使い方もできるので、テキストエディタ初心者とか秀丸からの乗り換え組にも良いかもしれない。

「そよかぜのくつろぎ」というサイトの「しょぼしょぼすくりぷと」というページに設定やら詳しい使い方が書いてある。私は入力支援環境を持つeditorは、自分の脳味噌の神経をemacsへの対応で統一したいので、emacs以外のeditorの使い方を覚えるくらいならvimを覚えようと思う。

テキストエディタとしてxyzzyを使うより、Common Lispの学習環境としてちゃんとしたCommon Lisp処理系を入れられない学生や趣味人がxyzzyを使う、という状況があるかもしれない。そういう場合はhiroiさんの

を読めばよい。

xyzzy_clisp

まあ再帰(recursion)などの考え方を学ぶために限定的にCommon Lispを使うという用途にはOK。けど、やはりCommon Lispをちゃんと習得するならちゃんとした処理系を入れたほうがよいだろう。

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